『経営会計レビュー』

 日本原価計算研究学会では,新しく新学会誌『経営会計レビュー』を発行いたしました。 会長並びにお二方の編集委員長からのメッセージをご覧ください。

 また、オンラインジャーナル『経営会計レビュー』はJ-Stageおよび会員のページからご覧いただけます。 J-Stageにも公開され、非会員の方もご覧いただけるようになりました。 最新巻が刊行されましたら、逐次アップロードする予定です。ぜひご利用ください。


第1巻第1号 S&OPから見た伝統的管理会計の陥穽(太田裕文・株式会社ニコン、片岡洋人・明治大学)
第1巻第1号 標準原価管理の革新可能性(曽根健一朗・株式会社KOSKA、難波圭佑・筑波大学大学院システム情報工学研究科、岡田幸彦・筑波大学)


会長挨拶

 日本原価計算研究学会では創立の翌年から学会誌『原価計算研究』(第17巻以前は『原価計算』特別号第32冊まで)を発行してきましたが, これに加えて,2020年にオンライン学会誌『経営会計レビュー』を創刊しました。
 小林哲夫名誉会員(当学会第5代会長)は,40周年記念大会(2014年神戸大学にて開催)の基調講演で次のように述べています。
 本学会では,設立当初から大学の研究者と実務家の方々がお互いに情報・意見を交換するということを強く意識しています。 設立時点の理事会のメンバーを見ると,大学の研究者が半分,実務家の方が半分という構成になっています。
 このことは,この学会では最初から産学連携が始まっていたことのあかしです。
(出所)小林哲夫(2015)「日本原価計算研究学会40年の歩みと展望」
『原価計算研究』(日本原価計算研究学会40周年記念号,5)
 学会誌の発行に加えて,設立の翌年1976年からは関東部会と関西部会を継続して開催してまいりました。 企業にご協力いただき,その多くは企業の本社や工場で開催され,また1999年から「産専学共同フォーラム」が開催されるようになり, それが産学連携コストフォーラムへと引き継がれ今日に至っております。
 『原価計算研究』については,廣本敏郎(第9代)会長時代に厳格なレフリー制度を導入することが決定され, 初めて常任理事会から独立した学会誌編集委員会が組織化されました。初代編集委員長は松尾貴巳先生です。 レフリー制がない時代から緩やかなレフリー制,中間のレフリー制を経て現在の厳格なレフリー制に至るまでには相当な年月がかかりましたが, 学会報告数の増加と近年の大学等の研究機関における業績評価が大きく変化した中で,レフリー制度導入の効果もあり同雑誌は高い評価を受けています。
 他方において,失われたものもあるように思います。そこで『原価計算研究』初代編集委員長が会長時代(第12代)に, 『経営会計レビュー』を創刊する運びとなり,初代編集委員長を吉田栄介先生が務められました。
 私の役目は,渡されたバトンを受けて『経営会計レビュー』を軌道に乗せることです。本学会における産学連携の特徴の1つは, 「産専学の連携」に求められると考えています。そこで,編集委員長を清水孝先生(早稲田大学大学院会計研究科教授,会計大学院協会理事長)にお願いしました。 『経営会計レビュー』の編集・発行が,本学会の目的「原価計算の理論および実践の研究を促進し,原価計算の進歩と発展に貢献するとともに, 会員相互の交流をはかること」のより高いレベルでの実現に寄与することを期待しています。
 オンライン雑誌『経営会計レビュー』の役割について,お2人の編集委員長からのメッセージをご覧ください。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2022年3月吉日
日本原価計算研究学会第13代会長 挽文子


初代編集委員長挨拶

 日本原価計算研究学会の新雑誌として『経営会計レビュー』を創刊しました。 学会誌『原価計算研究』は学術誌であるため,実務家によるユニークな事例研究や学術・実践的に有用な啓発的な論文が掲載されることは難しく, 新雑誌はそうした論文の受け皿となることが期待されています。
 第1巻,第2巻では,編集委員会による簡易な査読を経た依頼論文のみを掲載しています。将来的には, 実務家を含め,広く投稿を募ることのできる査読制度が整備され,『原価計算研究』と同様に原価計算・管理会計に関する論文を対象としつつも, 学術的な体裁にとらわれず,学術・実務の発展に貢献する「おもしろい」論文が掲載される雑誌として成長していくことを期待しています。

2022年3月吉日
『経営会計レビュー』初代編集委員長 吉田栄介


編集委員長挨拶

 『経営会計レビュー』の編集委員長にご指名いただきました清水です。会員の皆様にはすでにご案内の通り, 松尾貴巳前会長および吉田栄介前編集委員長のご尽力によって,第1巻および第2巻が発行されております。 前編集委員会の方針を引き継ぎつつ,以下の点に注力して参りたいと思います。
 第3巻以降では,依頼論文の他投稿論文を募ります。詳細はこれから編集委員会で議論しなければなりませんが, 会員の皆様がお持ちになっている知識や経験を,可能な限り形式にとらわれずに引き出せるように投稿規定を整備して参ります。
 管理会計を研究されておられる会員の皆様,管理会計の実務を担われておられる会員の皆様が, この雑誌をお読みになり「おもしろい」と言っていただけるような紙面を作っていきたいと考えておりますので,よろしくご指導くださいますようお願い申し上げます。

2022年3月吉日
『経営会計レビュー』編集委員長 清水 孝